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近年、海外から注目されている日本食ですが、盛り付けの美しさは「色」を通して私たちに「豊かさ」と「満足感」を与えてくれますね。

「おいしさ」を判断する感覚は、「味覚」が一番と思われがちですが、実は80%が「視覚」からおいしいと感じているということです。

食に季節感を取り入れたり。庭の花やハーブをあしらったりするのも、食に豊かな心を添えることができます。

食に「色」を取り入れるとは、食材はもちろんですが、食器、部屋の雰囲気、テーブルコーディネートすべてに調和をもたらすことかもしれません。

 

食全体のバランスとしては、緑=3.5   黒=3.5   赤=1 黄=1 白=1 の割合が良いとされています。

そんなことを踏まえながら、色と食の健康法を五行「木・火・土・金・水」の観点からお伝えします。

 

「木」と食と健康

「木」に関係する色は「青(緑)」、「木」に関係する臓器は「肝臓」です。

野菜の色素である「フィトケミカル」」は特に身体の機能を活性化させ、抗酸化作用があります。

旬のものは、特にその時期に必要な栄養がより豊富です。

「青(緑)」の旬の食材として、

春=ホウレンソウ、ニラ、クレソン、パセリ、あさつき、アスパラガスなど

夏=インゲン豆、えんどう豆、オクラ、きゅうり、ニガウリ、メロンなど

秋=レタス、キウイなど

冬=ブロッコリー、小松菜、わけぎ、青梗菜、春菊など

これらの食材は、肝臓の血液循環を促進し、代謝を活性化、疲労回復やストレスを緩和してくれます。

免疫力も強化してくれて、ビタミン、ミネラルが体の調子を整えてくれます。

 

青(緑)には「クロロフィル」という色素が含まれています。

「クロロフィル」はデトックス効果や美肌効果、発がん防止、貧血を改善する効果もります。

また、緑は「アセチルコリン」という脳内物質を分泌させてくれますので、認知機能を高め、認知症予防、アルツハイマー予防にもなります。

「アセチルコリン」のほかの効果として、リラックス効果、発想力、細胞の再生、殺菌効果があります。

食全体のバランスが
緑=3.5
黒=3.5
赤=1
黄=1
白=1

ですので、緑の野菜はたくさん摂るほうがバランスに優れているということになりますね!

 

「肝」の働きは、栄養である血を蓄えて全身に供給したり解毒をしたり、気や血の流れをスムーズにする役割をしています。

「肝」の働きがスムーズであれば、人は決断力と行動力、勇気と冒険心に溢れ、リーダーシップを発揮することができます。

「肝」の働きが滞ると、緊張したり、イライラしたり、フラストレーションが溜まりやすくすぐカッとなって人に対して横柄な態度をとることも。

気の流れが悪くなると頭痛や便秘、不満を持ちやすく、情緒不安定になることもあります。

長年続く偏頭痛やアトピーなどのトラブル、不眠も「肝」のバランスが乱れていることが原因かもしれません。

そんな時は「緑」食材をバランスよく摂ってくださいね!

 

 

「火」と食と健康

「火」に関係する色は「赤」、「火」に関係する臓器は「心臓」です。

「赤」の食材は、牛肉、豚肉、赤みの魚、トマトなどの野菜のほかにスパイス類がありますが、スパイス類は日本人にとっては摂りすぎに注意しましょう。

「赤」の旬の食材として、

春=りんご、イチゴなど

夏=トマト、スイカ、さくらんぼなど

秋=にんじん、りんご

冬=イチゴ、りんご(春も秋もですが)

「赤」の食材は、タンパク質や脂質を含む肉や魚の食品は血や肉を作り、心臓の機能を高めて動悸を予防し、虚弱体質や手足の冷えにも効果があります。

「赤」の野菜には「リコピン」という色素が含まれていますが、「リコピン」には活性酸素の働きを低下させる抗酸化作用があります。

 

また「赤」は「アドレナリン」という脳内物質を分泌させてくれます。

「アドレナリン」は、身体機能アップ、幸福感、食欲アップ、慢性疲労、無力症に効果がありますので、元気や食欲が無いときに赤いものを摂りましょう。

「心臓」の働きは、火のようにほかの臓器を温め、血液を循環させ、栄養を運んでくれます。

また感情とつながり、大脳との関わりで意識や思考をコントロールします。

味覚を正常に保つ働きもあります。

 

「心」の働きがスムーズであれば、創造性と表現力に富み、とてもチャーミングで深い愛情を受け取り、それを人にも与えることができます。
  
 「心」の働きが滞ると、尋常ではない寂しさや苛立ちを感じたり、悲観的になったりします。

そんな時は「赤」の食材をバランスよく摂りましょう!

 

 

「土」と食と健康

「土」に関係する色は「黄」、「土」に関係する臓器は「脾臓」です。

「土」の食材は野菜や果物のほかに卵、鶏肉、黄色のスパイス、豆乳などがあります。

「土」の旬の食材として、

春=たけのこ、はっさく、オレンジ、クレープフルーツなど

夏=かぼちゃ、しょうが、とうもろこし、マンゴー、びわ、パイナップルなど

秋=さつまいも、ゆず、柿、栗など

冬=ミカン、いよかん、レモン、きんかんなど

 

黄色の色素には「ルテイン」「クルクミン」「イソフラボン」が含まれています。

「ルテイン」はトウモロコシなどの緑黄色野菜に多く含まれ、目の網膜や水晶体に存在する数少ないカルテノイドで、目のビタミンと言われています。

白内障予防、黄斑変性症の予防に効果があります。

「クルクミン」はしょうがやウコンに含まれ、胆汁分泌を促します。

「イソフラボン」は大豆の胚芽に含まれるポリフェノールの一種。

女性ホルモンのエストロゲンによく似た働きをするため、更年期障害、月経痛、乳がんなのど女性ホルモン系症状を軽減します。

また動脈硬化、高コレステロール血症を予防します。

黄色の食材、大豆のイソフラボンはアンチエイジングの効果あり!

豆乳などで若さをキープしましょう!

 

「土」と関係のある「脾臓」は消化と栄養を運搬します。

食べ物や飲み物から得た栄養を生命エネルギーへと変容させ、蓄え、維持する変容のエネルギーで、筋肉や皮下の組織を養います。

「脾」の働きがスムーズであれば、飲食物の消化吸収がスムーズになり、私たちの身体やエネルギーを効率よく作ってくれます。

「脾」は飲食物だけでなく、「知識」の消化吸収にも関連しています。

「脾」の働きが滞ると、理解ができなくなったり考えすぎたり、頭が混乱して腑に落ちない状態になります。

そうすると関係ないことやつまらないことが気になり始め、集中力が低下、自分の本来の目的を忘れてしまうこともあります。

黄色の食材をバランスよく摂り入れて、脾臓を元気にしましょう!

 

 

「金」と食と健康

「金」に関係する色は「白」、「金」に関係する臓器は「肺臓」です。

白の食材は野菜や果物のほかに、白米、小麦粉や牛乳などがあります。

「白」の旬の食材は、

春=キャベツ、セロリ、カリフラワーなど

夏=冬瓜など

秋=玉ねぎ、レンコン、じゃがいも、里芋、梨など

冬=大根、セリ、白菜、かぶなど

白色の色素には「ケルセチン」があります。

「ケルセチン」はコレステロールの参加を防止し、ビタミンCの吸収を助ける作用があります。

また、関節痛などの抗炎症作用、抗がん作用、抗ウイルス作用、脂肪排出の効果があります。

玉ねぎの皮の茶色い部分に多く「ケルセチン」は含まれています。

粉末にしてお茶などに入れてもいいようです。

食全体のバランスの比率は、白は少ないですね。

緑=3.5
黒=3.5
赤=1
黄=1
白=1

バランス的には白いご飯や白い小麦粉よりも、黒の玄米や全粒粉を多く摂る方が健康に良いということになりますね!

 

「金」と関係する「肺」の働きは、呼吸(気)を調節して気を張り巡らせ、外からのエネルギーを摂り入れたり、体内の汚れたエネルギーを吐き出したりします。

皮膚、汗腺、毛穴、鼻や喉の呼吸器官を含めてバリアを張る役割があり、熱を発散し、体温を調節します。

 

「肺」の働きがスムーズだと、気を上手に体内に摂りいれて巡らしたり、外からの邪気の侵入も防ぐことができます。

「肺」の働きが滞ると、気持ちがふさぎ込んだり、ネガティブな感情が堂々巡りし、人との接触を嫌がり、孤立感を深めます。

そんな時は「白」の食材をバランスよく摂りいれましょう!

 

 

「水」と食と健康

「水」に関係する色は「黒」、「水」に関係する臓器は「腎臓」です。

「黒」の食材や、野菜果物のほかには玄米、黒米、黒豆、海草、ひじきなどがあります。

「黒」の旬の食材として、

秋=きのこ、ブルーベリー、ぶどう

冬=ごぼう

黒色の色素には「アントシアニン」と「フコキサンチン」が含まれています。

「アントシアニン」は、活性酸素の発生抑制で目の疲れを癒したり、抗酸化作用による老化防止、サラサラ血液にしてくれます。

「フコキサンチン」は、わかめだどの昆布類に含まれるカルテのイドの一種で、活性酸素と結びつき無害化、美肌効果、脂肪燃焼効果もあります。

 

「水」と関係のある「腎臓」は、生命のエッセンスを蓄える大切な臓器で、体液(水分)の調節を司っています。

血液から余分な体液や老廃物を取り除く機能を持ち、成長の関わり、歯や骨、生殖器官、耳にも関連しています。

 

「腎」の働きがスムーズだと、気力がみなぎり、身体も元気に満ちていて、活動力や想像力に満ちています。

「腎」の疲労は生命エネルギーの低下にもつながります。

気力が低下すると、何事に対しても弱腰になってしまい、身体の老化も進んでしまいますので、美容にも大敵です!

 

色」を「食」にバランス良く摂りいれて、健康に生き生きと日々を過ごしたいですね。

 

 

 

 

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